「いまからオンライン中継ってできる?」 イベント配信までの試行錯誤
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「いまからオンライン中継ってできる?」 イベント配信までの試行錯誤

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こんにちは、Story Design houseの森です。

このコロナ禍による混乱に最初は戸惑っていた私も、今では毎日リモートワーク。オンライン飲み会にも慣れてしまいました。

今回のnoteでは、私が運営を支援させていただいたスタートアップイベントの話をしたいと思います。

現時点ではコロナウイルス感染対策として「イベント中止」の方針は明確ですが、2月下旬の当時は「やる?やらない??中継する???」など判断に悩む時期でした。

イベント開催日の約1週間前に決めた、オンラインでの開催。そのときのバタバタと、工夫した点をご紹介します。

中継したい!けど、誰がどうやってやるのか?

2月26日、「第4回 J-TECH STARTUP SUMMIT」の開催が予定されていました。
J-TECHは、技術系スタートアップを支援する国内最大級の組織「TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)」が主催するイベントです。今後の日本をリードしていくと期待されるスタートアップ企業に焦点をあてて表彰し、技術系スタートアップ・大企業・支援組織のネットワーキングを通して、企業成長のエコシステム構築を目指しています。

イベントは、受賞企業のプレゼンテーションと質疑応答、基調講演、パネルディスカッションなどのトークセッションのほか、企業ごとのブースを用意し、懇親会でのネットワーキングを予定していました。

2月と言えば、中国からの渡航者の入国制限が行われていたタイミングです。飛行機や新幹線などの交通機関の利用客が大幅に減り、「こんな空いている空港は初めてだ」といったFacebook投稿をよく見たのを覚えています。

2月中旬、イベント開催日の1週間ほど前に、TEPの担当者から連絡が入りました。

「いまからオンライン中継ってできるかな?」

費用はそれなり。そもそもカメラマンが捕まらない

これまでのイベントでも記録用カメラを入れる経験はありましたが、オンライン中継は私自身はやったことがありません。取り急ぎ、お願いできそうな企業さん数社にヒアリングを実施。

出てきた見積価格は数十万円~百数十万円まで、幅がありましたが、なかなかお手頃価格とはいきません。また、そもそも「来週はカメラマンが手配できません」という回答も多数。そりゃ1週間後だもんなと思いながらも、無事にご対応いただける方が見つかり、オンライン中継へと向かっていきました。

下記イベントの配信を担当した当社スタッフと相談しながらまとめた、配信準備のチェックポイントをご紹介します。

カメラは何台入れるのか
 →1台だけの定点映像を数時間続けるのは飽きてしまうだろう
 →複数台入れるなら、構図はどうするか? スイッチングはどうするか?

ネットワーク環境はしっかりしているか
 →会場のネットワーク環境がとにかく死活問題(有線がない会場もたまにあります)

配信プラットフォームは何にするのか
 →YouTube、Zoom、ニコニコ動画、その他(どれも一長一短ある)

また少し蛇足ですが、セキュリティが厳しい企業のネットワークからでも閲覧できるかどうかもプラットフォームを選ぶときに気にしていました。いろいろ検討した結果、YouTubeでの配信に落ち着きました。社内からYouTubeが見れないという企業の方も以前はいましたが、最近は緩和されているのかもしれません。

配信プラットフォームごとの違いについては、こちらの記事も参考になります。

スタートアップイベントだもの、インタラクティブな仕組み作りをしたい

J-TECH STARTUP SUMMITは、講演だけでなくネットワーキングも重視しています。スタートアップの集まるイベントでは特に多いと思いますが、プレゼンテーションした方との交流や、企業ブースでサービスの説明を深くヒアリングすることが重要になるのです。

質疑応答の代替案としては、Q&Aプラットフォームの「Sli.do」を活用しました。
配信画面にSli.doのURLを記載し、こちらから質問を書き込んでもらうよう促しました。

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登壇した各社のプレゼンが終わると、司会者がSli.doに届いている質問を読み上げます。
オンラインでありながらインタラクティブ性を確保するための工夫です。

各配信プラットフォームにもそれぞれチャットツールがあるのですが、今回はギリギリまでどこで配信するのか決まらなかった点や、主催者側での投稿管理ができる点などを考慮してSli.doを選びました。

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Sli.doで質問が届いている様子は、会場内のプロジェクターでも投影しました。
オンライン配信ではリアルタイムとの遅延が数十秒ほど発生します。細かい工夫になりますが、質問を受け付ける際はそのラグを加味することも重要です。

短期間で準備を進めて迎えた当日。YouTubeの限定公開での配信とともに、Facebookのストリーミング配信も同時に行いました。Sli.doを使った質疑応答も問題なく進行し、安定した配信を実施することができました。(開催レポートはこちらです)

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メッセージの新しい届け方、オンライン配信の可能性

コロナウイルスの問題が解消されるまでは、当然オンラインイベントが中心になると思います。また、規制が緩和された後も、オンライン配信の流れは止まらないのではないでしょうか。
これまでは単にイベントを中継するだけだったかもしれませんが、今後は中継を前提としたコンテンツ作りへと切り替わっていくように思います。

私自身これまでのPR経験では、記者発表会や決算会見、一般の方を数百人集めたイベントなどいろいろと携わってきました。どんなイベントでも違った難しさとおもしろさがあります。
これからオンライン配信が前提になれば、メッセージの届け方の可能性は大きく拡がります。動画やウェブサイトを事前に作り込んでみたり、逆にすごくシンプルな見せ方で勝負したり。配信が当たり前になれば、リアル限定イベントの意味もまた変わってきます。

新しい環境のなかでどんなことができるのか。いまできることを仕掛けていきたいと思います。

Story Design houseでは「意志あるところに道をつくる」をミッションとして、さまざまな企業のPR活動を支援しています。是非、ウェブサイトもご覧ください。
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