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【AEA2020グラレコ】地球規模の課題に取り組む、アジアの注目ディープテック・スタートアップ3社を紹介!

アジアから優秀なテクノロジーをもつスタートアップが集まり、ビジネスプレゼンテーションを競い合う「AEA2020」が先週開催されました!

今年は食品を劣化から守る透明な可食フィルムを開発する、タイのEden Agritech Co., Ltd.が優勝。そのほかにも、ディープテックを用いたアジア各国のスタートアップの興奮するプレゼンがありました。

このnoteでは、1〜3位に入選したアジア注目のディープテック・スタートアップ3社をグラレコでご紹介します。

3位 「Onesight Technology」 建設現場をリアルタイムで可視化

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「Onesight Technology」は、建設現場の経過をリアルタイムで可視化することができるソリューションを提供しています。AR・AI・BIM・IoTといった技術を駆使して、建築現場を3Dモデルでシュミレーション。建設現場での施工内容の進捗やエラーをリアルタイムで把握することが可能となり、手戻りが発生することを防ぎます。

「伝統的な分野における事業であり、日本企業との連携ができれば成長速度を高められる」と審査員からは評価されました。

2位 「Nitium Technology」 世界初・ニッケルチタンのインプラント

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世界初の多孔性ニッケルチタン(NiTi)製の歯科インプラントを提供する「Nitium Technology」です。通常のインプラントよりも低コストで製造できるほか、生体適合性も高いのが特徴。安価なインプラントによって、本当に必要としている人に届ける取り組みです。日本の製造業とも連携しながら品質改良し、高齢化が進む日本社会にも普及を進めたいと意気込んでいました。

審査員には、技術と市場のマッチングや、将来の事業拡大の可能性を高く評価されました。

1位 「Eden Agritech」 食品劣化を防ぐ食べれるフィルム 

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1位は、食品劣化を防ぐ食べられるフィルムを開発する「Eden Agritech」。野菜や果物に塗布することで、食品を劣化から守ることができます。従来の農薬よりも保存期間を伸ばすことができるだけでなく、人体への健康にもよいのがポイントとのこと。世界で年間6200億ドルの損失になっている、食料廃棄の現状を変えるべく挑戦している企業です。

対象とする市場規模の大きさと、食品廃棄物の40%削減につながる社会的インパクトが審査員に評価されました。

以上、AEA2020に入賞したスタートアップ3社の紹介でした。食料問題や高齢化社会へのソリューションを提供する新素材から、 ARやAIを駆使した建設現場の課題解決まで。地球規模の問題に取り組む、ディープテック・スタートアップらしい3社のプレゼンは、未来を想像するのが楽しくなる、ワクワクするものでした。

本マガジン「DeepTech Imapact」では、後日、各受賞企業の技術やビジネスを詳細に紹介する記事を掲載予定です。楽しみにお待ちください。

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